2024年12月1日(日)、江戸川支部会館にて平和学習会を開催しました。
合計56名の参加で大変有意義な学習会となりました。
◎何故、東京土建で平和学習を行うのか
よく「建設業の組合と平和学習の何の関係があるの?」と聞かれます。
その歴史は長く1900年代以降、建設業従事者は戦争に協力させられてきました。
世界各地に進出する際も、インフラの整備に建設業従事者が駆り出されました。
戦況が悪くなると最前線に工兵として出向き、砲台の作成などに従事し、多くの人が戦死しました。体力もあり力強い建設業従事者たちは最前線に駆り出されました。
そのような歴史を繰り返してはならないという思いから、長く平和に関する学習を行っています。
◎戦後強制抑留者にスポットを当てて学習しました
戦争について学ぶというと、空襲や原爆など戦時中のテーマが一般的です。
今回はその戦争(第二次世界大戦)が終わったあと、満蒙開拓団として満州にいた日本人がシベリアに強制抑留された人々にスポットを当てて学習しました。
講師は戦後強制抑留者について展示が行われている帰還者たちの記憶ミュージアム(平和祈念展示資料館)の解説員をお招きし、講演をいただきました。
スライドによる講演だけでなく、展示物なども実際に持参していただき、見て触って学べる学習会となりました。
参加者からは「「シベリア抑留」という歴史的な出来事としてでしか聞いたことが無かったが、実際に抑留された日本人側の視点から、その残虐さなどを始めて知ることが出来て良かった」と声を頂きました。
今回の学習会全体としては「ここ最近の学習会の中で一番参加者が多く、内容も今までにない内容で、今までで一番良かった」という嬉しい声もいただきました。
今後も形式的な学習会ではなく、参加することにより今まで知らなかったようなことが学べるような有意義な学習会が開催できるように取り組んでまいります。
今回講師としてお越しいただいた帰還者たちの記憶ミュージアム(平和祈念展示資料館)のHPはこちら。
東京土建江戸川支部:03-3655-6448